Capability Demo
商用衛星による疑義確認の仕組み
海外の森林クレジット案件について、ニュースや公開情報から「疑義あり」とフラグを立てた案件を、 商用衛星データ(Planet Insights Platform 等)で詳細確認できる仕組みを試作しています。 以下は実際のAPI・実データで取得した世界4地域の比較サンプルです(2026-07-05 取得・データ提供: Planet Insights Platform (Sentinel Hub))。
Mechanism
仕組みの流れ
- 1公開情報(統合報告書・ニュース・レジストリのRetirement記録)から、海外森林クレジットの購入実績候補を記録する
- 2人間が内容を確認し、「詳細確認が必要」と判断した案件に疑義フラグを立てる
- 3商用衛星プロバイダのAPIを呼び、対象エリアの植生指数・炭素密度・実画像を取得する
- 4取得結果を確認材料として記録する(不正の断定ではなく、詳細確認の記録)
Sample Regions — 4地域比較(Mg C/ha)
-6.77, -52.37
パラ州(ブラジル・アマゾン)


2015年58.4 Mg C/ha
2016年56.9 Mg C/ha
2015→2016年で -2.7%
41.3, -93.95
アイオワ州(米国・農地)


2015年21.0 Mg C/ha
2016年20.7 Mg C/ha
2015→2016年で -1.8%
-31.92, 116.15
西オーストラリア


2015年42.6 Mg C/ha
2016年41.5 Mg C/ha
2015→2016年で -2.4%
44.73, -0.68
ヌーヴェル=アキテーヌ(フランス)


2015年34.7 Mg C/ha
2016年34.1 Mg C/ha
2015→2016年で -1.6%
地上部炭素密度(Aboveground Carbon Density)。同一手法・同一データセットで4地域を横断比較。森林密度の違い(パラ州のアマゾン熱帯林が最も高く、アイオワの農地が最も低い)がそのまま数値に表れる。
Scope & Limits
このデモの範囲と制約
- 上記データは Planet の無料 Sandbox 提供地域(世界4地域)のものです。実際の海外クレジット案件の座標は通常この範囲外で、本番運用には該当エリアのサブスクリプション契約が別途必要です。
- 衛星データは「疑義の断定」ではなく「詳細確認のための一材料」です。植生・炭素密度の変化には、計画的な伐採・自然災害・季節変化など複数の原因があり得ます。
- Keptree はカーボンクレジットの認証・格付け・売買は行いません(詳細は About ページ参照)。